赤羽リュケイオン誕生秘話(塾長のぼやき2)

回想-①

 

一流大学にはほぼ全て塾生を送り込んでいるし、人気企業100社なんて言うところの半数近くには塾生を送り込んでいる。大学入試を始めて25年。卒塾生300名程度の塾で、しかも優秀ならざる子を集めてこの合格実績は異常だと思う(自画自賛)。先代の数学主任も現在の数学主任も「本当にこんなに合格するのですか」と最初は半信半疑でしたね。

 

JAXAに二人。塾生たちには「君らの先輩が二人行っているからいずれロケットが落ちて来るぜ」と悪態をつき、誰もが知っている国際的製品の一部特許が塾OBのものだったことを知って唖然。「すぐに壊れるのではないか」と冷や冷やし、在学中を含めて医師14名近々20名にはなるでしょう。実習で「お互い掛かりたくないな」と言い合っているという話を聞き、いつか医療事故の嵐が吹くのではないかと危惧しています。

 

先代の英語主任とはしょっちゅう喧嘩。同時通訳のAランクの人だったから、優秀な生徒を教えたかったのでしょうね。だけれど東京のはずれの無名の塾に優秀な生徒が来るはずもなく、欲求不満が募っていたのでしょう。ついには宗教論争。

 「教育は、受け止めるべき人が受けないと捻じ曲がる」

 「それなら、良い方に捻じ曲げましょう」 

 「バカは前世の因縁だから、放っておけば良いんです」  。

 「それなら今救ってあげなければ、来世もまたバカでしょう」

 「塾長も仏心の篤い人だなあ」

 

私が仏心に篤いのはなくて、単に「お節介」なだけ。性格なのでしょうね。子供のころから親に「せっちょう焼き(群馬方言らしい)」と呼ばれていました。泣いている子や困っている人を見ると放ってはおけなくなる。最近は『不審者・変質者』と思われかねないからやりませんが。

 

 そういえば、今年慶応・法に進学した子が、高1で入塾した時、中学生のクラスに入れられて「stranger(見知らぬ人)」を「変質者」と訳して爆笑されたなあ。先日「大学がリモートで暇です」と遊びに来た時、その場にいた生徒に「あっ、strangerさんだ。」と言われて。「俺、一生言われるのかなあ」と拗ねたから「慶応なんだから、『受けを狙っただけ』と言っておけば済むよ」と慰めておきました。

 

 本当に今年の大学生はかわいそうです。昨年慶応に行った子も遊びに来て、「放送大学よりレベルの低い授業をリモートで聞かされて、サークルの活動もない。休学しようかと考えている」とのこと。「理由をでっち上げられれば良いのではないか。」と答えておきましたが。

 早稲田は、コロナが終息しても一部はリモートを続けるとのこと。ますます慶応との差が広がってしまうでしょう。

 小・中・高と学校行事を別にすれば、授業は通常に戻りつつあるのに、大学はいまだリモートが主流。暇な大学生が巷に溢れバイト先も見つからない。ミレニアム・ベビーの時の学力低下は一年だけでしたが、コロナ自粛期間の学校・塾の閉鎖にリモート授業は、この先数年にわたって学力の低下をもたらすでしょうね。十数年後、学力不振の『コロナ世代』と呼ばれるようになるでしょう。

 リモート授業で学力が上がるはずがないと考えているので、自粛要請も無視して通常授業を行っていました。先日来塾された塾生の保護者の方によれば、リモートワークになって、営業成績の格差が明確になったそうです。やる人はやるが、やらない人はやらない。一流企業ですらこうなのだから、普通の子はまあ、やらないでしょうから、上位層との学力差は、ますます広がると考えています。

 

 

余談。余談。余談。

閑話休題

犬も飼い主に似たのか、4歳にして行倒れ2人。財布2個見つけて来ました。そのたび警察に連絡。結構時間がかかります。行倒れの一人は、寒い中、脳溢血か脳梗塞で倒れたようで、救急車にパトカーでちょっとした騒ぎ。寒い中事情聴取1時間。すっかり風邪を引きました。「お前もお節介な犬だなあ」なんて言うと「ハー、ハー」言いながら尻尾を振るかわいい犬です。

赤羽リュケイオン 誕生秘話(塾長のぼやき1)

リュケイオン解散⁉ 

1988年にこの塾を設立して、今年度末には丸32年となります。そう三十三回忌だなあ。

 

コロナ禍で新入生激減。塾生には「神風が吹いた、他塾がリモートだの課題学習だのやっている間に勉強せよ!」と叱咤激励していますが、このままいくといずれ立ち行かなくなる。コロナ倒産。コロナ倒産。コロナ倒産。コロナ倒産

 

教材業者によれば、かなりの数の塾が消えるだろうとのこと。コロナ騒動のどさくさに紛れて当塾も閉鎖するかな。。。